Boys Love Institute

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「テンカウント」2巻を読んだ感想は『ついにBLの核心に触れた気がする』だった

読みましたよ、「テンカウント」2巻。1巻は既に読んでおり感想を書いていました。とても読みやすかったな。

 で、気になる続刊を購入したので2~3巻を一気に読みました。今回は2巻の感想文です。端的に云いますと商業誌においてやっとBLの本質に触れたような気がしました。ああコレが女性のみなさんを狂わせている理由なのか、と云う感覚です。

 さてその内容は。あそうそう、もしもこの作品を未読で今後お読みになる予定があるのでしたら、何も気にせずネタバレを書く可能性が高いのでご注意を。基本的に、ネタバレOKのスタンスで今後も書いていきますので、宜しく頼むよ、君達。

基本情報

テンカウント (2) (ディアプラス・コミックス)

テンカウント (2) (ディアプラス・コミックス)

 

内容紹介

「今日ずっと、黒瀬くんに

触られることばっかり想像してました」

心を預けはじめていた黒瀬から、
突然カウンセリングの終了を告げられた城谷。
ショックで引き籠もる彼のもとに、
再び黒瀬から呼び出しのメールが届く――。

黒瀬の隠された胸の裡を知り、城谷は……?

無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、
二人の関係が加速する、急展開の第2巻!!

感想

2巻と3巻ではそれぞれ一冊を通しておよそ一つ程度の変化が起こります。2巻では城谷くんが黒瀬くんに依存し始める事。1巻の最後では城谷くんが黒瀬くんとの逢瀬に無自覚ながらも楽しみを感じ始めたところで、突然の決別を云い渡され終わっていました。

 しかも、これBL漫画ですよね?と思える程にあっさりとした恋愛もので耽美や淫猥さなど皆無だったんですね。物語としてはしっかりしていたのですが。

 2巻の城谷くんは相も変わらず自分の黒瀬くんに対する気持ちを肯定しきれないのですが、明らかに依存し始めていきます。無自覚なくせに依存し始めるワケですから、城谷くんの事を好きな黒瀬くんとしてはたまらんワケです、これは生殺し状態ですからね。

「黒瀬くん……あったかいです……

 前も思ったんですけど黒瀬くんが特別体温が高いんですか

 それとも皆こんなにあったかいんですか……」

黒瀬くんのSっ気解放攻め

2巻の黒瀬くんは何かふっきれたように(作者がふっきれたの?)、城谷くんをSっ気たっぷりに攻め、開発していきます。城谷くんは年上で小柄の潔癖症受け、なのですが絵的な表現としてはもはや女性と云っていいと思います。

 もう十分に可愛いんですよね。

 中盤、城谷くんに欲情した黒瀬くんは城谷君の手を舐めますが、潔癖症である事と同性である事がおおきなハードルであるにも関わらず、城谷の感じ方がもうへろっへろで頭ではNGを出しまくっているのに体の反応が止まんない、的展開です。

「城谷さん何で勃ってるんですか……?」

「拒絶したいのか汚されたいのかどっちですか?」

「もっと嫌な思いさせてあげますよ」

 後に物語上は表現が違いますが、城谷くんは黒瀬くんのほぼ云いなりに近い状態になっていて家に連れ込まれます。顔を真っ赤にして目には涙をためつつ口ではやだっとか云いながら乳首を舐められて全身びくんびくんの城谷君、下着の中はもうとろっとろで黒瀬くんにクールな顔のまま手コキされる。

 この黒瀬くんがとにかく殆ど表情を崩さすに敬語のまま、Sっ気たっぷりの寵愛を注ぐシーンはとてもエロいです。

エロの加速

このシーンは更に踏み込んでいて、所謂兜合わせまでやってしまいます。気持ち悪いと連呼しながら、おまえどろどろに感じまくっとるやんけ状態の城谷くんがもはやグズグズのMと化しており、黒瀬くんの冷ややかな視線にぞくぞくしっぱなしでイかされてしまうと云う流れ。

 絵がシンプルで美しいので下品になっていないのも女性に評価される重要なポイントなんだろうなあと思いました。BL漫画ではきっと常識なんでしょうけども、男の体には首から上にしか毛が生えていない生き物なんですね。

 この展開も単なるエロシーンとして捉えると然程煽情的なものではないと云えるんでしょうけど、潔癖症の人間が他者との関わりを如何に恐れているか、嫌悪しているか、1巻を通じて徹底的に描いていた事がフリとしてキいていて、2巻のエロ爆発の威力を加速させているなと感じます。

 これはうまいドラマの作り方ですね。

 誰かの手に触れる事さえ恐怖していた城谷くんが、黒瀬くんと亀頭を擦り合わせながらガッツガツに感じて射精してしまうのだから、もうナニやったってエロいし可愛いワケです。つまりフリオチです。上手い!座布団もってけコノヤロー!!

最後に

1巻から2巻への展開スピードの変化は、きっと意図して作られているんでしょうね。この調子でいくと3巻に期待が膨らむなあ、と思っていたらちゃんとその期待に応える内容でした。

 読者が期待するトコにしっかり弾を撃ち込んでくるのが本当に上手な作家さんですね。流石です。では3巻の感想へとつづきます。 ■■

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written by つよ