トラックボールに手を出したと云う報告を書きました。環境を変えたいと云う衝動的な理由で購入したのは先週の事。このエントリで1カ月くらい使い続けて気に入ったら上位版の購入を考えようかなーと締めくくったんですね。
ところが。
日々PCを8時間近く操作するような仕事の僕ですから、もうイイと判ったら1カ月も待つ必要ないんじゃね?的な思考に至ったワケです。
SlimBladeTrackballとExpertMouse
既に購入したものがKensington社製品だった事もあって、上位版を買うなら同社のモノと決めていました。ロジクール社やエレコム社のものも気にはなっていましたが、ヨドバシカメラで触った感覚を思い出すと、どうにも僕の手のサイズには合っていないように思えたのです。
僕は手がまあまあでかいんですよね(和田アキ子嬢の手形に合わせてみたら、ちょうど同じくらいでした)。
なのでKensington社のでかいボールの製品にしようと思ったわけですが、丁度僕のニーズにこたえてくれそうな製品が2種あったんです。それがSlimBladeTrackballとExpertMouseです。
SlimBladeTrackball

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 日本語パッケージ】 SlimBlade Trackball 72327JP
- 出版社/メーカー: ケンジントン
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: Personal Computers
- 購入: 2人 クリック: 31回
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トラックボーラー(?)の界隈ではド定番のアイテムらしいです。利用者は口をそろえて「スリムブレイドはいいぞ~(にや~)」と云います。大きなボールが生み出す安定感が最大の魅力で、専用のドライバで移動速度と加速度を調整して自分流に調教出来た暁には、もはや離れられない存在になる、と云わしめる程。薄型設計で手首への負担をとにかく軽減してくれる、とか!
ExpertMouse

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack)(USB/PS2) 64325
- 出版社/メーカー: ケンジントン
- 発売日: 2004/07/20
- メディア: Personal Computers
- 購入: 5人 クリック: 200回
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Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボール K72359JP 【日本語パッケージ】
- 出版社/メーカー: ケンジントン
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: Personal Computers
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コチラも同社の定番シリーズ。見た目はスリムブレイドに比べると無骨と云うかゴツいと云うか。デザイン面は好みの別れる所かもしれません。ただ、プロダクトの設計上圧倒的にエキスパートマウスの方が耐久性に優れている、とか。また、マウスで云うトコロのスクロールホイールに当たる、スクロールリングがボールの周りに配置されていて、ページブラウジングが超捗る仕様です。ワイヤレスタイプもあり値段的には+4,000円くらい。
さーどうする。
散々迷って利用者に直接ヒアリングなどを重ねてから決めました。
君に決めた!
えきすぱーとまうすー。無骨なフォルムはきっと僕のデカい手(指長)にフィットしてくれるだろうと思っての決断です。あと定価から4,000円程安くなっていて、8,063円です!お前マウスに8,000円も出すのか!?って思いました?嬉しがりか!って思いました?
仕事道具への投資は惜しまないのです。
ちょっとそれっぽいでしょ。いやいやホントにそう思っていますよ。1日の1/3もの時間を共に過ごすデバイスですからね。心地よくて良すぎる事などありません。良ければ良いだけ総てプラスに働きます。全然OKです。全然OKです。
フォームが通用しない……
しかしセッティングを終えて右手をボールに乗せた瞬間に僕は愕然としました。先のトラックボールで悪戦苦闘の末に辿り着いた「包み込むように横から」フォームが、全く通用しなかったのです!
トラックボールってヤツァなかなか使えるぜい!と確信したフォームがまるで役に立たないなんて、なんて馬鹿な買い物をしてしまったんだ僕はあああああああ!!!!!
青ざめてガクブル状態の僕は、なんとか自制心を奮い起こしてフォームの再定義に努めます。嗚呼もしもまったく使いにくかったらどうしよう……、よくよく考えたら前のトラックボール3,000円してるから合わせて11,000円の出費やし……。
手全体がいいのか?
サイズの大きなデバイスですから、観た目の印象に従って掌全体でガバっと覆う感じにセットアップしてみました。
安定はするよね!
そりゃ安定はします、前のトラックボールの時にこれは経験済みです。ただしこのデバイスのボタン配置には全く向いていませんでした。4つもあるボタンが全く触れないのです。
はいNG。
しかし「包み込むように横から」フォームは既に違和感の塊です。嗚呼どうすれば!?このままでは4つもあるボタンがむしろ間抜けな存在に感じてしまう。
二本使ってくりくり?
前のトラックボールでは全然安定を得られず早々に諦めたフォームを試してみます。二本指でくりくり……。
……。
……。
……。
いいじゃん!
なんと、ボールのサイズでこうも最適フォームが変わるとは!ボールの直径と重量が増した事で、指先で触ってもズシリと安定した動きに全く不安が感じられません。おまけに、クッション性が高いパームレストが手首をしっかり支えてくれるじゃあーりませんか。見た目以上にフィット感があります。いいねいいね。
てことはボタンはこうか
はいバッチリ。超馴染むー。脱力した状態でこのフォームになる位置を探してセットしたので、使う指にしか力をいれずに済むようになりました。
うおーーラクチンーーー。スクロールリングも親指に丁度いい位置です。良かったー。
ボタン設定で悩む
ポジションは決まりました。あとはソフトウェアの設定だけです。4つのボタンをどう設定するか。ドライバをインストールすると各種設定が出来るアプリケーションがセットアップされました。
TrackballWorks
まあこんな感じにしてみたんですね。
戻ると進むは結構マウス時代から使っていたので便利そうかなと。あとは下段2ボタン同時押しで起動中のアプリ一覧、上段2ボタン同時押しで秀丸エディタの起動、です。
僕は仕事柄とにかくテキストを扱う事が多いので、エディタの起動を素早く行えるのは大きなメリットなんですよね。こりゃええわい。
あとはポインタの挙動調整です。ここは1目盛ずつ変更してはしばらく使ってまた調整、と云う行為を1時間程繰り返しました。そして到達したのが上記の設定。
コレ、僕にとっての最適解なので誰の役にも立たない情報なんですけどね!つまりは通常速度を結構落としておいて、加速度は最高にしておくってケースです。
細やかな操作は指先でくりくりしておいて……遠くに移動したい時は指の付け根でギュンッ!みたいな感じ!
この操作感は直ぐに慣れました。むっさ満足です。買って良かったトラックボール、ありがとうケンジントン。
これで終わりでは……なかった!?
何を云ってんの?って思いましたか、思います僕も。トラックボールについては流石に一旦終了です。大変満足出来る環境を手に入れましたからね。マウスに戻る気はもうサラサラありません。
でも右手だけでいいの?
そうです、まだ使える部位は僕には残されているのです。それは左手。そして両足です。両足!?って思いました?
これはまったくの事故だったのですが、ケンジントンのトラックボールを検索する過程では僕はとんでもないものに遭遇してしまっていたのです。
それは……コイツらだ!

ルートアール USB3連フットペダルスイッチ マウス操作対応 RI-FP3BK
- 出版社/メーカー: ルートアール
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 8人 クリック: 34回
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環境改造の旅はまだまだ続くのでした……。
最後に
とにかく右手はストレスフリーになりました。かなり満足しています。長時間操作してみましたが、長く付き合えそうです。あとは上に挙げたような飛び道具に本当に手を出すのか否か。またいずれ衝動的な買い物をしてしまった時には報告してみたいと思います。待て続報!■■