産まれて初めて聴きました。何を?BLのドラマCDを!きゃー遂にー。
ドラマCD自体は初めてではないんです。初めてではないどころか、オーディオドラマを実は超好きなんです。古くはラジオ図書館とかね(知ってる人だけあーハイハイ)。ドラマCDだと「ソフィーの世界」なんかは狂ったように聴きまくっていました。
それどころか、オーディオドラマとして作られた作品ではなく、カセットテープやLPレコードとして発売されていた「ドラマ編」コンテンツまで手をだしていました。
ご存知でしょうか、ドラマ編のコンテンツ。その昔、VHSもまだ普及していなかった頃の話。
映画館で観た作品があまりに気に入ったが映像を所有するのに途轍もないコストが掛かった時代に、本編の音声だけを商品化したモノが存在していました。
それがドラマ編!
僕はこのドラマ編を、少ない小遣いをはたいて購入したり、親から誕生日にプレゼントしてもらうなどして、地味にためていました。そして、毎夜のようにラジカセを枕元に置いて聴きまくっていたのです。
今でも手元にありますが「天空の城ラピュタ」などは本気で擦り切れるくらい聴きました。セリフを諳んじる事など容易くなってしまう程に。
音声だけの物語。
それは自分の想像力を総動員して楽しみ且つ、映像的な解釈は聴き手に委ねられていると云う独特な性質のコンテンツです。
そんなオーディオドラマ体験のある僕が、遂にBLのドラマCDを手に入れたとしたら?ではその感想を綴りたいと思いますよ(導入長い!)。
基本情報
「テンカウント (1)」 DEAR+ CD COLLECTION
- アーティスト: ドラマCD,宝井理人,立花慎之介,前野智昭,福島潤
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2014/12/18
- メディア: CD
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感想
既に読了した漫画作品のドラマCDを聴く。このケースは初体験なんです。物語の展開は既に5巻まで知っているわけなので(単行本派)、話を純粋に楽しむ事は正直云って期待出来ません。先を知ってるからね。て事は、偏に声優さんの演技力がお楽しみポイントになるはずだ。
お楽しみポイント……ゴクリ……。
開封の儀
amazonから届いた段ボール箱を開封しながら下手な小芝居を打ちます。
「(チラリ)。嗚呼ハイハイこのCDな、そう云や買ってたわな、忘れてたわー、せやったせやった、はいはい」
みてーな感じで「何気ない品物が届けられた風」を無駄に演出します。何故ならこのCDは会社に届くようにしていたので、同僚達の前で開封の儀が執り行われるからです。
じゃあ自宅に届けろよ。
確かに僕のBL好きはお嫁ちゃん公認なのでソレでも良いんですが、その場合鑑賞タイミングが翌日になっちゃうんですよね。仕事を終えて帰宅すると、娘が寝るまで自分の時間などないし娘が寝ている時間に帰宅したらもう眠たいし。で会社に送ります、BLのドラマCDを。
でも結局会社に届いても聴けるのは定時後とか昼休みだけじゃん、大して変わんなくね?
つっつっつっ。
僕は有り難い事にゲーム業界と云う制作現場で雇われておりまして、自分のデスクの上や会社のあちこちにゲームソフトや攻略本、漫画雑誌に単行本、画集、フィギュア、アナログゲーム、などが多数ある環境なんですね。
多分一般企業では有り得ない?のかな。もう、アソビを産み出す為に必要なモノは遠慮なく有ります。
ココなら平時の通常営業時間内でも、堂々とBLドラマCDを聴く事が出来る……!
いや、声を大にしては云えませんよ、そりゃね……。社長に見られたら苦い顔で注意を受ける事は間違いありません。が、このブログは多分知らないはずです!多分(ドキドキ)!!
内心ドキドキしながらCDをさりげなくそして素早くPCに挿入しiTunesにインポートします。その間にイヤホンの準備。流石にスピーカーから音声を流しながらBLドラマCDを再生する訳にはイキませんからね!
それらの手順を恙無く完了させた僕は静かに再生ボタンをクリック。何気ない顔で資料のCDでも聴いている感じで鑑賞を始めたのでした。
声の印象
声優さんに滅法疎い中年の僕は、何の前知識も無く聴き始めましたので、かなりニュートラルな感覚で聴き入りました。
城谷くん / 立花慎之介さん
イイすね。聡明かつ透明感のある爽やかな声で、城谷くんの清潔感にとてもマッチしているなーと思いました。ちょっと慌てた時のオタオタ感を程よく可愛い感じで、上手だなーと思ったので早速wikiを見てみますよ。
1978年産まれとの事ですから、まーまー僕と同世代ですね。お顔もカッコイイですな。女性に人気ありそうー。過去の実績を見てみますと……。
すみません!いっこも知りませんでした!
いやねー。やっぱおっさんなんで。ここ15年くらいのTVアニメとかって、観た数が超限られてるんですよね。スタードライバー、ソード・アート・オンライン、アクセルワールド、まどかマギカ、進撃の巨人、刀剣乱舞、くらいです!アニメ映画はちょいちょい見てますけど、ビッグ・バジェットな感じのヤツだけですし。
でも今回を機に覚えました。彼の声は好きですよ。
黒瀬くん / 前野智昭さん
ちょっと幼い感じの声質が、ちょっと僕が思っていた黒瀬くんとはギャップがありましたね。ぶっきらぼうでS気質のあるトラウマ持ちの年下、と云うスペックの黒瀬君ですが、気分としてはもう少々大人っぽい感じのほうが、よりキたかもなぁと思いました。
でwikiを見えみましたところ、36歳。まーそら仕方ないかもな。とは云えデビューが2002年との事ですからベテランさんですね、さーせん失礼しました。出演作品も観てないなぁ……、と思ったら山姥切国広の方でしたか!
さーせん!心して聴き直します!
全体的に雑感
忘れてましたけど、テンカウントって序盤は全然BL感ないんでしたね!いつ濡れ場が始まっちゃうのかとドキドキして平静を装おうとしていた自分が馬鹿みたいです。
でも久しぶりにちゃんと作られたオーディオドラマを聴けて充分楽しみました。でももっと愉しむ楽しむ為に続きを聴きたいですね!調べてみたらドラマCDは4まで発売済なんですね。コレ、ヤバい沼に爪先を浸している行為でしょうか?でも色々と聴いてみたい場面が多数あるので少なくともドラマCD2にはテを出します。
ちがうって!そうじゃないって!■■