Boys Love Institute

ノンケ男がBL世界や雑談をだらだら綴るブログ

「マグニフィセント・セブン」を観たら『これBL目線が美味しいわ』と思った件

映画をよく劇場に観に行きます。1回/週くらいのペースで劇場映画を観る日がやってくるなんて、想像もしていませんでした。これは妻の協力あってこその成果なので日々感謝の念が絶えないワケです。そんなに観たい映画が次々と公開されているのか、とお思いかもしれませんが、コレが結構あるものでして、全然尽きる事がありません。

 そんな中、先日公開終了ギリギリで劇場に観に行ったのが本エントリで紹介する「マグニフィセント・セブン」です。

 トレーラーの時点でわかっておりましたが、この作品は「荒野の7人」のリメイク作品です。男臭い西部劇である事は伺い知れるワケですが、正直この作品はBLメガネで観ると超楽しい作品だったのです。あ、ネタバレしますからね。

基本情報

感想

トレーラー観ましたか。観てないならとりあえず観てください。観ましたね。とにかく男ばっかり出てくる映画なんです。

 冒頭、悪役の金持ちに夫を早々に殺された若い未亡人が、自分の人生をかけて遂に復讐を果たすまでの物語です。

 まあ、話はいわゆるアレな感じ。

 個性がキッつい仲間を集めながら、来るべき敵軍の襲撃にそなえると云うプロットは「七人の侍」以来鉄板のネタですから、ソコは安心していいんです。リブートやリメイクにありがちな、変な改変も行われていません。黒澤明の偉業を愉しんでください。ではこの作品を敢えて観る意義は何処にあるのか?

 ズバリ俳優です。

 もう完全にコレに尽きます。個性のキっつい7人の男達と悪役のクズ達が最高に偏った魅力を放っていたんです。単純な物語であるが故に、役者としての色気や技量が剥き出しになって表現されたのかもしれません。面倒な役作りとか一切なし、超怒ストレートなキャラクタ達でした。

サム・チザム/デンセル「・ワシントン

 主人公は彼です。南北戦争参加の経験を持つ、元騎兵隊の委任執行官、まあつまり公的な賞金稼ぎです。恥ずかしながら僕は、生まれて初めてデンゼル兄さんの出演作品を観たのですが、まーむっさカッコよかったです。渋いおっさん大賞かもしれない。ホルスターに拳銃をしまう仕草一つとっても、隅々まで作りこまれた演技で圧倒されました。しかも過去に悲惨な目に遭った心の傷まで持っています!劇中の髭面が超いかすぜ!

ジョシュ・ファラデー/クリス・プラット

 超売れっ子のクリプラが本作でもイイ味を出しています。ギャンブラーと云うチャラい属性も彼に合っていてナイスキャスティングですな。ふざけていながらもちゃんと全体の流れを把握しているキャラクタがイイ感じ。彼がマシンガンに立ち向かう時は、グっと来てしまいました。最後までトリッキーな役柄ですが、こう云う風にサラリとクドくならずに演じる事が出来るのは流石ハリウッド売れっ子俳優です。王道。

グッドナイト・ロビショー/イーサン・ホーク

 僕が一番びくんびくんキてしまったのが、イーサンホーク演じるグッドナイト・ロビショーです。贔屓して写真も2枚です。そもそもかっこいいおっさんなので、まぁナニやったってかっこいいおっさんになってしまうんですが、まーカッコよかったです。瘦せこけた頬と白髪交じりの髭がむっさイかしてる。劇中ではもっと髭が長いんですけどね。過去の戦争体験から、実は銃を扱う事に恐怖してしまっていると云うトラウマキャラですぞ。でもショットガン持たせたらぶっ放しまくりで当てまくり、みてーな感じ。で、適度にクズっぽい感じまで滲ませるとか、云う事ナシ!この作品は、イーサン・ホークでごっそさん!

ビリー・ロックス/イ・ビョンホン

 イーサン兄さん案じるグッドナイトといつも行動を共にしているニヤニヤ設定のキャラクタが、イ・ビョンホン演じる東洋系アサシン(ナイフ使いガンマン)です。彼も劇中では髭を生やしているんですが、劇中のほうが遥かにカッコいいですね。粗野な風貌で、得体の知れない格闘術とか使う感じ。グッドナイトが賞金稼ぎだった頃、賞金首だったビリーを追っていたものの彼のナイフを使う戦闘スキルに惚れ込んだ末、無二の親友となって二人で西部をさすらっている、つーたまらん設定ですぜ。この二人の友情が随所でサラリと描かれますが、コレがまた最高です。

ジャック・ホーン/ヴィンセント・ドノフリオ

 大柄山男枠はジャック・ホーンです。穏やかな心根を持ちながら、脅威に立ち向かう時には冷酷非情な殺戮マシーンを化す、超危険なおっさんです。見た目が穏やかな分、逆にカッコいい!銃も達者ですが、敵を転がした後は手斧でガッスガス叩き殺す感じ。銃を向けられても全くひるむ事なく突進して切りまくる様は、本作品中最もクレイジーですな。そのくせ敬虔なクリスチャンと云う設定が萌えます。

バスケス/マヌエル・ガルシア・ルルフォ

 劇中、いっちばん西部の汚い男風が再現されていたのが彼。あ褒めてない。まーね、なんつーか。お前ナニやったんだっけ?みてーな感じ。すまん!本当に全然覚えてないレベルで見せ場なかったよ!あ、ファラデーと酒呑みながらしょーもないギャグ云い合ってたのは思い出した!ファラデーとは文句云い合いながらも、物語終盤では友情が芽生えてた描写もあったな。まあそんな感じ!

レッドハーベスト/マーティン・センズメアー

 最後は、ネイティブ・アメリカンの戦士として7人のおっさんに合流したレッドハーベスト。体中に入れ墨とかウォー・ペイントをして、アナログな武器で大活躍する彼。銃よりも弓矢がメイン装備で、近接戦闘ではトマホークを使う、遠近両用の超強い若者なのです。最年少キャラらしく、デンゼル兄さんの手下として各所にパシりますが、ちゃんと結果を残せる優れたヤツ。多くを語らない(語れない?)コミュ障っぷりもイイ味です。

最後に

 この作品、完全にBL目線で楽しめますよ。グッドナイトとビリーは判りやすいトコロながら、最後の最後までたまらん展開が待っています。小難しい話は一切ない、スカっと爽やかな喉越しの作品なので、是非ご覧あれ。おすすめです。■■

「マグニフィセント・セブン」オリジナル・サウンドトラック

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written by つよ