日本のマンガ作品のなかで、全作品集めて手元に置いておきたいと思える程に好きなのは、山本直樹先生、中村明日美子先生、そして、沙村広明先生の3人です。事実、中村明日美子先生はまだ集めている最中ですが、山本直樹作品、沙村広明作品は、知っている限り総て揃えています。
中でも沙村先生の連載デビュー作「無限の住人」は1番好きな作品でして、何度も繰り返し読んでいるわけです。確かな画力と、江戸時代を舞台にした捏造時代劇(褒め言葉)のオリジナリティは突出しており、ページをめくる度にため息が出る想いです。
ライティング途中で止まっていますが、「無限の住人」には強烈に個性的でスーパーカッチョいい男の剣士がわんさか登場するのをいい事に、攻め受け表(妄想)付きのキャラクタ紹介記事をコッソリ書き進めていたりもします。
公式設定にないカップリングは、ちょっと……、と仰る事なかれ、あなたよ。もうね、好き過ぎてどの角度からもキッチリ隙間なく100%しゃぶり尽くしたいわけなんです。これは作品に対する愛って事でいいでしょうかいいですよね。
そう云う、ちょっと気持ち悪いレベルで「無限の住人」を好きな僕が今日目にしたニュースは何だったのか。
会社で休み時間に読んで思わず声出たし。
まさかの実写映画化のニュースに震えた
木村拓哉さん主演で三池崇史さんが監督だそうです。まあ、落ち着いてください落ちい着てくさだいおちてつくいさだい。
三池崇史監督と聴いて思い出すのは、「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」での無慈悲な女性による女性への拷問シーンですか?それとも「殺し屋1」での人力VFXが放つ不思議な魅力の映像クオリティ?それとも「風に立つライオン」での泣かせる演出?
僕は、恐怖演出や残虐描写の突き抜け方も大好きですし、物語の破綻をも恐れぬ荒唐無稽な脚本を撮り切ってしまう職業監督としてのプロフェッショナリズムも大っ好きです。
作品もかなり観ている方だと思います。「オーディション」は思い出すだけで今でも薄ら寒くなるほどで、本当に素晴らしい映画監督だと思いますし、世界に通用する数少ない才能の持ち主だと信じて疑いません。
無限の住人の主人公を知ってる?
「無限の住人」の主人公は「卍(まんじ)」と云う名の浪人で、とあるいきさつの末に身体に特殊な蟲を植え付けられて不老不死の肉体になってしまった隻眼の剣士です。「百人斬り」の異名を持ち剣法の型に囚われず、凡ゆる武器、刃物を使う、なんでもアリのバーリトゥード剣客とでも云いましょうか。
とにかくむっさむさ強いんですね。
こうなると誰が演じるのか、役者選びが大変ですよ。刀を持つだけで様になるような立ち姿、殺陣での身のこなし、出来ればカットで繋ぐような無粋な事はせずに、ワンカット長回しの殺陣とか観たいですよねえー!楽しみになってキター!
時代劇の主役を演じる
で誰が適任か、ですよ。んー。あんまり細身だと強くなさそうだし、ある程度はガッチリした雰囲気がいいかなと思うんですよね。かつ、無精髭とかが似合うタイプじゃないとね。歴戦の剣士が綺麗な顔してる場合かっつーの。えー誰?誰?誰がいいー?!
ちょっwwwwwww高橋英樹は歳イキ過ぎっしょwwwwwwwそもそも浪人て感じじゃなくね?wwwwwww桃太郎だしwwwwwww
あともっとなんつかダーティな感じつの?ダークヒーロー的な感じがないとダメくない?
ああ、ああ、五右衛門ね、演ってたね、江口洋介ね、はいはい、うんそうね、日本のダークヒーローっつったら石川五右衛門よなオッケオッケ。んー。でもなー。ちょーっと違う、かも?もうちょいだけ汚れてる感じのが良くね?もうちょい。いやいや惜しいトコまでは来てんの来てんの。惜しい惜しい。
んー……。
渡辺謙。ってソレ独眼竜政宗連想じゃーーん!!wwwwwwwむっちゃイイけど、歳wwwwwwwちょ、マジで考えてwwwwwww
んーーーー……。
浅野忠信。ほーん……。ああ……、悪くは、ない、ねえ。でもなんだかなー……。今度はちょっと黒くなり過ぎちゃった感じつの?なんか、表情変えずに人斬り捨てそうな狂気が宿るっつか、卍とはまた違うかなー……。いや、いいんだよいいんだよ、方向性は合ってるからさ、あと何人か出したら当たるんじゃね?って感じ、おんおん。
んーーーー……。
松田優作。イイ!!!はい無茶苦茶イイ!!!!!でも無理っ!!!馬鹿!!!!!次!!!!
え……っと……。
あっ!いや……違うか……。
んーーーーーーー……。
え?キムタクで決定?
あ、ニュースのタイトルにもなっていますね、そうですね。自分でもタイピングしたのにナニ云ってるんでしょうねあはは決まってるんですよねもう既にそっかそっか決まってるんだーえへへなんか一人でテンションアガっちゃってましたそうですよねー電通か博報堂がリサーチして決めたんですかねーキムタクが時代劇かーへー。
ざけんな。
木村さんには何の責任もありません。判っています。仕事のオファーがあってソレを請けた、それだけの事ですから。タレントが映画主演の仕事を断る理由なんてありませんからね。スペースバトルシップ・ヤマトだって断らなかったんですから。まあそれはいいんです別に。ブツブツ……。
最後に
ただただ誰かに文句を云いたかっただけです。グスン。2017年公開だそうですから、それまでは死ねません。今の心境は、劇場でしっかりお金を払って観て、ガッツリ感想を書きたい、そんな気分です。どりゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!うわあああああん!!■■
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