皆さま、新年あけましておめでとうございます。昨年中はこの稚拙なブログをご訪問いただきマコトにありがとうございました。超はげみになりました。どうか本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
いよいよ2016年のスタートですね。僕はと云いますと、12月28日の出勤を最後に2015年の仕事は総て終りました。9月から勤め始めた会社での勤務は、3ヶ月なんてアッと云う間でしたね。新しい職場でもBLにお詳しいパイセン腐女子様がいらっしゃったので心強い限りです。
思えば2015年の2月に立ち上げたこのブログも、なんとか10ヶ月は続きました。この10ヶ月の間に読んだBL漫画は総て感想を書いたわけではないのですが、働く妻子持ちにしてはまあまあ頑張った方かなーと思います。
僭越ながら10冊をピックアップしてみました。2015年に読んだ作品なので、発表年は今年とは限らないのですが、まあ気にせず書いてみますよ!
10位 宇田川町で待っててよ。
実写映画化された、アレです。本作を手に取った時には映画化の話を知らずの事だったのですが、やはり素人の僕が手に取るくらいですから、世間的な人気と云うはそれなりのインパクトがあったと云う事なんでしょうね。
何気ないエピドードの積み重ねで、日常に差し挟まれた非日常のハプニング感がwktkな作品でした。物語はシンプルで面白かったです。
9位 年下彼氏の恋愛管理癖(1~2巻)
前職のBLパイセンから借り受けた作品が、本作の1巻でした。女性から借り受けるにしては、なかなかにエロが充実した内容です。最初に読んだ時は面食らいましたが、今読むと味わいながら嗜むようになれましたよ。
歳上天然系受けがお好きなら、ハマると思います。舞台はホモの惑星ですw。
8位 どうしても触れたくない
BLつーか、メンズ・ラブですね。大人の働く男同志の恋愛物語でした。舞台は地球なので、それなりに苦労が必要な性癖であり、過去の苦しい恋愛が新たな恋を阻害する、でも気持ちを抑える事はやはり出来ない……的な、切ない系物語。
絵が薄味ナチュラル系ですが、それがむしろイイ感じですな。
7位 鮫島くんと笹原くん
腰乃先生は、ここ数年のBLシーンを語る上で外す事の出来ない作家の1人、でしょうね。素朴な絵柄が特徴ですが、会話や仕草の自然な雰囲気創りには、コダワリを感じます。この「ありそう」な感じが、正に今のBLを代表する味わいなのかなと。新・様式美なのかもしれません。
ノンケのツレに告白した男の子の純情が空回りするリアルさと、仲のいい友達が実は自分に恋していたと知ってどうしたら良いのか判らないフツー男子の何気無さが、最大の魅力ですな。
6位 年下男子と平凡教師
大きな話題にはなっていなかったかもしれない作品です。ただ、BL初心者には、とてもわかりやすいテンプレート展開と設定だったので、印象に残りましたよ。絵柄もサラリとした味わいで読みやすかったな。少女漫画的な風味があります。
幾つかの物語で構成されていますが、どれも純な恋心のお話でなんとも可愛らしいですのう。こう云う雰囲気のBL作品は、基本的に好きですね。エロがない方が感情のヒダをより感じられるとでも云いましょうか。
5位 In These Words
骨太サスペンスです。正直云いまして本作をBL漫画と呼ぶのか?と云う気分ではありますが、素晴らしい作品である事は間違いないのでランクインさせました。
男同士のあ、なーるせっくすはあるものの、物語の主軸はサスペンス部分ですので、無いなら無いで成立するのかもしれませんが。
ただもしそんな作品だったとしたら、僕は手に取らなかった可能性もあったかと思うと、やはりBLジャンルに入れていいかなと思うわけです。
作画力が異常に高い画面に圧倒されます。
4位 桜花 咎の契
これも、大きな話題にはなっていなかったんでしょうか。ただ、今年読んだ作品の中ではかなり気に入った一冊でして、一冊完結モノとしてはダントツ1位です。
基本的に歴史改変がベースのBLですから、エピソードに目新しさは無いしキャラクターも歴史上の有名人ばかりなので、どう云う味付けでキャラクターを立たせるかにかかっています。
本作では、源頼朝と義経の歪んだ兄弟愛をテーマの下敷きにして、それぞれが歴史の裏側で何を考え誰を愛し愛されていたのか、を描いています。
これ程までに享楽的な源平ものを描いた作品があったでしょうか?w 泣ける主従モノとしてもレベルが高いです。
男の世界は愛しさと切なさとk(ry。断然オススメです。
3位 テンカウント(1~4巻)
まあ、多くを語る必要はありますまい。宝井理人先生はすっかり売れっ子ですからね。しかし、テンカウント発表までは、ここまでエロに踏み込んだ作風のイメージではなかったそうで、新境地を開拓した意欲作であったことが窺い知れます。
潔癖性の歳上ノンケを、しっかりM調教してゆく展開は、テンプレート展開を大事にしながらも各要素の「組み合わせの妙」が効いていて、グイグイ引き込まれます。
作者の読者調教と云う裏テーマがあると踏んでいますが、今のところ賛同者が得られていません。
2位 海辺のエトランゼ
まだ単行本は2冊しかないのですが、本作も素晴らしい漫画作品です。紀伊カンナ先生は元アニメータだそうでして、その卓越した世界観表現がとにかく素晴らしくて、世界は正にソコに在る、と感じさせられます。
物語の作り方も、実にこなれています。登場人物の配置や世界設定にしっかり時間をかけて、自分が描きたいものを抽出したんだろうなぁと想像します。
現在連載中ですが、今後の展開が楽しみでもあり不安でもあります。あまりに安定した環境なので、奇抜な事件が起きにくそうなんですよねぇ……。
がんばれカンナ先生!
1位 同級生(シリーズ)
もうね。最高過ぎて云う事ないです、ええ。このブログを立ち上げてBL漫画を熱心に読み始めたわけですが、その最大の成果として中村明日美子作品を買い集めるようになった事があげられます。と云うか、中村明日美子作品の為にこのブログを書き続けると云っても過言はありませんいや云い過ぎました過言でしたすみませんすみません。
魅力は何と云ってもまず丸ペンで描かれる美しい線です。関西から明日美子先生の原画展に出向いた僕ですから云いますけども、細かな線の美しさは筆舌尽くしがたし、なのですよ。
未読?はあ?!買え。読め。(←今年からファンになったばかり)繊細な描線と、胸がキューと苦しくなる切なさの演出を楽しんでください。
あれ?ちゃんとオススメ出来てます?大丈夫かな?
最後に
BL沼入門10ヶ月目のノンケ妻子持ち男の成果としてはこんな感じです。
1月1日に書く内容だったのでしょうか。今年の年末は、ちゃんと2016年発表の作品でランキングしたいですね。まっだまだ読んだ事のない作品があるので楽しみです。そろそろ、ハードなエロ系コンテンツにも踏み込んでみましょうかね。オススメあったら教えてくださいませ。人生の旅はまだまだ続く、のでありました。
ま、今年もよろしくお願いしますね。■■
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