とても懐かしい作品を紹介してしまいます。
内容紹介
須王友美は英徳大学アメフト部のチアガール。ディスコで出会った美形の店員にひかれるが、彼が六年前にアメフト選手になるため渡米した義兄の獅子丸だとわかり、複雑な思いになる。そして、獅子丸がモデルと同棲していることがわかり、大ショック! しかも、同居人は人気男性モデルのGUY(ガイ)で…!?
秋里和国先生の作品は、高校の頃に同級生の女の子からこの「BBB」を渡されいいから読め!と命令された事をきっかけに読むようになりました。クラスの強気女子により少女漫画の扉を開かされると云うケースは男にとってあるあるネタなのですが、僕は小学生の頃から進んでりぼんを読んでおりました。
地域の廃品回収を手伝う際にまとめて捨てられる雑誌の中から、りぼんや花とゆめを引っ張り出して持って帰っていたものです。有閑倶楽部とか星の瞳のシルエットとか銀曜日のおとぎ話なんかが好きでした。
だから突然秋里先生の作品を渡されたところで特に驚く事も無く、ああこれ面白いの?程度のテンションで借り受けました。
三角関係の形
この作品、三角関係を軸に展開する恋愛物語ですが、男→女←男ではなく女→男←男と云う関係性です。つまり一人ゲイが混じっています。物語が最終的にどうなるのかは伏せておきますが、兎も角この作品がかなり気に入ったんですね。
ゲイが登場する物語としては初めて読んだのがこのBBBで、こう云うのもアリなんだなーと感じたわけです。
そうして、秋里和国作品に興味を持ち次に自ら手に入れたのが今回の本命「眠れる森の美男」です。
内容紹介
男系家族の末っ子として育った友井久嗣は女が大のニガ手。研究医としてN.Yに渡った彼は…!?E男(イイオトコ)たちの不思議な世界。
この作品は一巻完結、後に続編として同じく一巻完結の「TOMOI」と云う作品も発表されています。医者のゲイが主人公の物語で、随分と大人びた雰囲気の漫画です。最後はとても悲しい結末なのですが、何でも上手くいくとは限らないのが人生だと教えられたような気分に浸っておりましたね。
あと、大人も恋愛するんだなーとか。今でも大好きな作品です。
僕としては、秋里和国作品に触れて自分の性癖に変調をきたすような事はなく、エンタメとして男同士の恋愛物語を楽しめるようになりました。当時BLなる単語は存在していませんでしたが、そう云う恋愛もあって良いよね、くらいの感覚は持っていたわけです。
と云うわけで、BL教習所の最初のきっかけは秋里和国作品だった、つー事にしておこうと思います。と云いつつ、最近の作品は全然よんでないんですよね……。ちょっと漁ってみようかな。どなたかオススメありましたらお伝えくださいませ。
最後に
僕は正真正銘のノンケである事だけは、改めてお伝えしておきますね。■■