Boys Love Institute

ノンケ男がBL世界や雑談をだらだら綴るブログ

「年下彼氏の恋愛管理癖」を読んだ感想は『作者はこの作品を使えと云っている!』だった

我が有能なる部下から借りた漫画を読んだので、感想をもって返しますよ。今回の作品も、人気があるらしいですね。いざ。

基本情報

年下彼氏の恋愛管理癖 (バンブーコミックス Qpaコレクション)

年下彼氏の恋愛管理癖 (バンブーコミックス Qpaコレクション)

研究に没頭すると食事すら摂らなくなる、どこか儚げな研究生の理(サトシ)。

同じ研究室に入り浸っている後輩の泉(イズミ)は、自他ともに認める"飼い主"としてそんな理の世話を焼く日々を過ごしていた。
ただ世話を焼いてるだけだったはずが、ある日、理が男に襲われた事実を知り、泉の中で理に対しての気持ちが大きく変化することに―――。
この感情は独占欲、所有欲、それとも…?

ドSを描かせたら絶品☆桜日梯子、待望の初単行本!
擬音たっぷりの大量描き下ろしあり! !

感想

表紙からして、如何にもな絵で期待が募りますね。女性がこの本を書店でレジに持っていくのはまぁまぁ抵抗あるんじゃないでしょうか、いやそれとも全然平気?僕は全然平気ですけどね。まぁ男だからかな。いやホモ漫画はむしろハードル高いんか?まぁいいか。

BL漫画ではない

さてノッケから結論めいた事を書いてしまいますけども、この作品はBL漫画ではなく、BLエロ漫画です。BLエロ漫画です。大事なこt(ry。よもや自分が、こんな微妙な表現を使える事になろうとは!感慨ヒトシオです。マジ感慨。

 BL漫画とBLエロ漫画。こんな呼称が在るのかは判ってませんが、これは同じようで全然違うと思うんですよね。つまり、何を目的としてページをめくるのか、と云う事です。

 男のエロ漫画はその点わかり易いのです。使えるか使えないかの評価軸でほぼ総てを言い切れてしまう訳なので。勿論、エロ漫画にもストーリー性があったり、物語が素晴らしいものも存在していて、それに価値を感じる事は皆無ではありません。んが!最終的に使えるか使えないかを問わずして作品の評価が完了しないわけです。

エロ漫画とエロ有りの漫画

敢えて違いを言葉にするなら、エロ漫画と、エロ有りの漫画、でしょうか。稀に、エロ有りの漫画なのにエロ・クオリティが高過ぎた為に意外と使えちゃった、と云う事も起こりますが、これは事故です。暴発事故。何れにせよ成人男性の99.9㌫がこのような話題について、共通した理解を持っている、と思われるような気がしますと誰かが云っていました。

 話を元に戻します。

 BL漫画おいては、使える使えない的な価値基準は在るのでしょうか。男である僕はこの点が凄く気になりました。流石に女性に向かって、ねえこれ使えた?とは聴けないので困ったものです。ただ、これまで僕が読んできたBL関連の漫画作品はたまたまだったのか、どちらかと云えば使えないBL漫画だったのだと思います。それぞれの作品中、ほぼ確実にセックスのシーンが描かれていつつも、そのシーンが最終目的ではなかったように思いますし、内面的な描写によりフォーカスしていたと思います。

 「年下彼氏の恋愛管理癖」は見事にエロ漫画でしたねー。内面を描いているコマもありつつしかし、エロシーンに対する熱量は圧倒的です。そう云う意味では物凄く男向けエロ漫画のスタンスに近いなーと思いました。なんと云うか、美しさよりも淫猥さを優先した結果似たモノになっていた、て感じ。そして作者の脳内からペンを伝って原稿に叩きつけられたパッションはこう叫んでいます。

 さあ、お使いなさい!思い切り!

物語性とエロの成分比

明らかにエロ比重が高いので、7:3でエロですね。物語は、セックスやセリフの必然を求める為のイントロ的役割に過ぎない印象でした。あ、全然ディスってるわけじゃないですよ、作品の質の話をしているだけですので。作家によって作品のどの要素に重きをおくのかは様々ですし正解もないと思っています。

 もっともエロく感じるシチュエーションを準備する為のイントロ物語を通過させて、さあ本命のセックスシーンをドウゾー、って事ですね。ここまで振り切ってるBL作品を読んでこなかったので、少々驚きましたが拍手ものです。こう云うのも、もっと読んでみたいですね。

絵の話

エロ顔の描き方が抜群です。作者の桜日先生にとって初コミックスだそうですが、達者な絵で安定してます。もう全然安心して読み進められました。

 受けがグズグズに感じまくっている時の表情が、この一冊全体を通しての見所ですね。

 特徴としては、これも男向けエロに似ているのですが、エロシーンに細かな擬音を多用している点です。この書き文字による擬音の連発は、エロ演出としては効果的ですよねー。画面全体で隙間なくエロさを発散している感じ。

 「ずぬっ ずぬっ」
 「ぢゅ ぢゅ ごり」
 「ビクン! ビクン!」
 「ぬち ぬち」

 こんなのがコマの隙間を埋めまくっています。女性にもこういう表現が受け入れられているんですねー。今回の発見です。

最後に

いやー、えらいもん貸してくれたものです。これ続編も貸してくれてるんですよね。今気が付きましたが、エロに関する考えや表現について言及しただけで、物語や攻め受けの設定なんかを全然書いていませんでしたね。あはは。まあ今回はいいでしょう。

 2巻目の感想でその辺はフォローしようと思いますよ。さ、続きを読んで書こう。■■

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written by つよ